バングラデシュはインドとミャンマーに隣接しているインド亜大陸の最東端に位置しています。 国土面積は日本の北海道と同じくらいの大きさでありながら、人口1億6000万人と人口密度が非常に高い国です。
日本でバングラデシュの注目が浴び始めたのはここ最近のことです。
それまでは「アジア最貧国」「NGOによる援助といったイメージが先行していましたが、ノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行の ムハマド・ユヌス氏が先駆けとなり、「バングラデシュ」という国自体が注目を集め始めました。
バングラデシュ国内での経済発展は著しいスピードで進んでいます。指標の1つに2011年の購買力平価換算のGDPランキングで、 バングラデシュは45位にランキングしています。2005年バングラデシュ国内で販売された冷蔵庫の数は年間25,000台だったのに対し、 2012年には年間3,000,000台が売られており、この数字から購買力の高さが伺えます。バングラデシュでは交通渋滞が多いですが、 それだけ人の流動が多いことを意味し、また年に3回お米が収穫できることから国内での生産・消費活動も活発に行われています。
2005年12月にゴールドマン・サックスが発表したNext11の中にバングラデシュは含まれていたことからも、 世界から注目を集め2008年に日系アパレルメーカーの進出が相次いだことから、日系企業からもバングラデシュはビジネスとしての関心が高まりました。 強みとする縫製産業に加え、消費市場としの販売拠点として注目する企業も多く出てきており、次々と進出する企業が増えてきています。
このようにバングラデシュでは国内外での経済活動が盛んな国です。
今後ますます注目度が高まると期待されます。