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繊維業界の戦い

2013年10月 2日

すっかりこのブログを放置して8ヶ月。
更新しようと思っても中々更新出来ず申し訳ありません。
そして、今日は弊社と繊維業界の話を少ししようと思います。

 

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皆さんが覚えてるでしょうか。
今年の4月に起きたラナプラザビル崩壊事件。
1000人以上の死者を出してしまった世界でも類のない産業事故。

それから労働者の賃金上げのプレッシャーがありました。
バングラデシュ政府が縫製産業専用賃金決定委員会を設置したのは5月の半ば。



9月に入って動きが活発になり、労働組合は8,000BDTを要求し、工場オーナー団体BGMEAは3,600BDTが妥当と反発。そして、いつも起きる事、政治家が参戦、訳のわからない、誰もコントロール出来ない暴動化つつある賃金上げ運動。

さて、弊社も小さな工場を持っており、僕はどう考えてるか。
8,000BDTになったらどうするのか。

バングラデシュの縫製工場では、プレンミシン(1本針本縫ミシン)が大半で手動ミシンが主流。
手動であるため、糸切係とミシン係の2人体制で生産を行う。
最低賃金が8,000BDTになると、
手動ミシンより全自動ミシンに切り替えようと考えてます。
それぞれのミシンの値段から見ると、差が20,000BDT~30,000BDTぐらいで、
3-4ヶ月で回収出来そう。
その場合、各ミシンに配置されてる糸切係が要らなくなり、職を失う事につながる。

労働賃金は経済のルール、需要対供給のバランス、交渉などで決める物であり、
政治判断で決めてしまうと、自動化によって失業者を増える要因にもなりかねない。
多くの海外メディア、活動家が賃金についていろいろ助言しています。
早期賃金上げは失業の道を切り開いてしまう懸念もある。
この点も是非考えてみてください。

アパレル産業の性質上、どうしても「安い労働者」を求められており、
中国や東南アジアから生産がバングラデシュへの道を止められない。
そして、この産業を崩壊させてはならない。
さて、オランダ、イタリア、ブラジルから新しいオーダーが着てるので
そんな運動に巻き込まれず、自分たちの仕事をしっかり熟していきたいと思います。

どうやら、11月中に委員会より最低賃金が発表される模様。



 

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